恋愛から切り離されたセックスは恋人たちを不安にさせる

セックスフレンドという関係性の美徳のうちの一つは、セフレ関係を築くことになる相手と恋愛感情を持たなくていい、セックスだけの割り切った関係を築くことができる、ということが挙げられるでしょう。

もちろん、セフレ関係を築く人のなかには、セフレとのセックスを通してあわよくば恋愛関係に持ち込みたい、セックスをきっかけにセフレに恋愛感情を抱いてもらいたい、あるいは、自分がセフレに対して恋愛感情を抱きたい、というような考えを持っている人もいます。

セフレはなぜ恋愛感情をセックスから切り離すのか

しかし、ほとんどの場合、セフレを作る人というのは、セックスというものに恋愛感情を持ち込むことを回避する傾向にあります。
なかには、恋愛感情をセフレ関係のなかに持ち込もうとするタイプの人間とセフレになった場合に、その相手がセックスに恋愛感情を持ち込もうとしているということが判明するやいなや、その相手とのセフレ関係を解消し、絶縁状態にする、というような徹底的なタイプもいるようです。

セフレという、恋人でも友人でもないがセックスだけはするという特異な人間関係において、恋愛感情というものが厄介で忌避すべきものとして考えられているのはなぜなのでしょうか。

「後腐れがない」というのが一つの理由としては完璧かつ明快であると思われます。しかし、私としては、その隙のない明快な理由の背景に、さらに隠された理由を見出しもします。

ある種の人たちにとっては重要なものとされている「恋愛感情」というものを、もしセフレを相手に許してしまった場合、「恋人」と「セフレ」の境界線がどこまでも曖昧になってしまうから、というのが、セフレ関係における恋愛感情が受けられにくい理由としてあるのではないか、と私は考えています。

恋愛感情抜きのセックスは恋人同士のセックスを批評する

「恋人」がいながら「セフレ」とセックスをする場合、それは「浮気」になるのでしょうか。ここで、セフレを作っている側の人間は、おそらく「セフレには恋愛感情がないから」といって「恋人」を説得するでしょう。

かたや、「恋人」は「恋愛感情がないからといって恋人とセックスをする」という「セフレ」をつくる人間を糾弾することになるのではないかと思います。セックスと恋愛感情というものを不可分に考えているような「恋人」の場合、そのようなことも起こるでしょう。

「恋人」たちが、もし「セックスなしで愛し合っている」というふうに考えられないのであれば、「性的に未発達」であるという風に感じてしまいもします。個人的にではありますが、そのようなタイプの「恋人」は、結婚というものを、その初期段階において「相手とセックスする権利を獲得する段取り」などと考えていそうで、少しばかり「怖い」という印象が拭えません。

恋愛感情なしでセックスができる「セフレ」のほうが安心して応対できるように思うのは、私が「セフレ」とのセックスを恋愛感情なしで楽しんでいるからなのでしょうか。
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